株は相続で遺産分割をする必要がある？

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株も遺産分割が必須

亡くなられた人が株式投資をしていることもあります。

人によっては、億単位の利益を出していることもあり得るでしょう。

もし、相続が発生した場合、株を遺産分割する必要があるのか気になりますよね。

基本的に、株は遺産分割の対象になっており、しなければいけません。

遺産分割が完了していない株は、各相続人が共有している状態になり、議決権が行使することができなくなります。

その影響で、相続手続きを進められなくなりますので、遺産分割協議の中で速やかに各相続人に分配するようにしましょう。

相続人が名義変更を行うことで、議決権を行使することができるようになります。

遺産分割方法は？

株は遺産分割の対象になっており、しなければいけないことは理解できたでしょう。

ただ、どのような方法で行うのか分からない人も多いはず。

株の遺産分割に関しては、現物分割、代償分割、換価分割の3つの方法があります。

現物分割は、株をそのまま各相続人で分配するシンプルな方法。

代償分割は、代表の相続人がすべての株を相続し、他の相続人に対して代償金を支払う方法。

換価分割は、代表の相続人がすべての株を売却し、他の相続人に現金で渡す方法。

どの方法がいいのかは、その家庭次第になりますが、現物分割が一番分かりやすく、トラブルになりにくいと言われています。

名義変更の必要書類は？

株の遺産分割が終了したら、名義変更する必要があります。

証券会社によって異なる部分もありますが、基本的に必要書類を準備しなければいけません。

準備できていないと手続きできないケースもあります。

名義変更する必要書類は株券、株式名義書換請求書、遺産分割協議書、相続人と被相続人の戸籍謄本、相続人の印鑑証明書、名義変更後に株主になる人の株主票です。

準備するのに手間がかかる必要書類もありますので、遺産分割が終了してからでなく、もう少し早めに準備を始める方がいいです。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。