動産の相続方法やその際の注意点について

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遺産相続で相続財産となるのは土地や家屋などの不動産だけではなく、車や貴金属などといったら動産もあります。

ここでは動産の相続方法やその際の注意点についてご紹介します。

動産の相続方法について

動産とは民法で不動産以外のものとされており、遺産相続の場合は車バイク、貴金属、家財道具などが該当します。

動産の相続ではまずどのような動産があるのかどうかを特定する必要があり、名称や種類、形状、所在している場所などを１つ１つ特定していきます。

分割することができる動産であれば複数の相続人で相続することもできますが、車やバイクといったものは分割することが出来ませんので誰が相続するのかを話し合いで決定します。

家財道具の中には評価額が低く処分費用の方が高くなるものもあるため、正式な手続きが必要でない形見分けといった形で分配するケースもあります。

相続時の注意点について

動産には現金も含まれており、法律上は金融機関に預けている預貯金とは異なり遺産分割の対象となります。

預貯金は債権のため法定相続分に応じて分割されますが、現金に関しては動産であることから法定相続人が分割取得できるものではなく遺産分割により相続人が決定します。

家財道具の中には処分費用がかなり高額になるものもあるため、処分費用を巡る争いを避けるためにも遺産分割の際に処分費用を誰がどのように負担するのかについても話し合っておきましょう。

また相続しても置場がなく持てあますことになると後々トラブルとなり得ますので、相続した後で自分が困らないかどうかについても考慮することが大切です。

普段の生活の中では遺産相続に馴染みがない人がほとんどですので、相続が必要になったときは遺族間での争いを避けるためや手続きをスムーズに進めるためにも相続のプロである税理士に相談してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。